友達のてっちゃんは別のクラブの店長。



あんまり会わなくなってしまったけど、みんな元気みたいだから安心だ。



「パパ、芽衣の発表会来る?」

「あぁ、行く」

「ドレス買ってね!!」

「この前買ったワンピースじゃダメなのか?」

「みんなドレスなの!!」



双子の芽衣と由衣はピアノを習っていて、雷さんがあたしに買ってくれたピアノが子ども部屋へ移動。



善は空手とサッカーをやってて、この前空手の大会で優勝した。



天はなにがしたいかな?



厘はなにをするんだろう。



そんなことは楽しみだ。



だけど子ども達の意志に反したこともやらせてる。



茶道と外国語。



小さな頃からやらせたおかげで、3ヶ国語くらい話せる。



でも言葉は雷さんの仕事上必要だし、あたしも賛成してのこと。



基本的に雷さんが決めたことには反対しないけど。



一応この中から藤間の跡取りを選ぶわけだし…。



なりたいものがあるならやらせたいと言ってる。