しばらくしてやって来た虎宇に飛びついた双子。



昔より髪が長くてさらに女っぽい。



「芽衣と由衣におみやげ!!」

「「虎宇好き!!」」

「じゃあ虎宇にチューして?」

「「んっ!!」」

「天使~!!あっ、善!!お前にいいもの持ってきた!!」



たまに来る叔父さんの虎宇はやらたうちのガキ共を甘やかす。



善には最新のゲーム機を持ってきた。



新島自慢の最新型か?



「久しぶり、雷さん。留宇どこ?」

「留宇は今出てる。虎宇にメシ食わせんだとかで買い出し」

「早く帰って来ないかな~」

「お前ねぇ、うちの会社潰す気か?」

「別に~。藤間とやり合うのは楽しいんだよね。張り合いがあって。早く違う業界にも進出しなよ~」

「潰す気だろ…」

「へへっ!!」



恐ろしい兄だ…。



まだ身内の分救われてる気がしてきた…。



「虎宇、設置できない!!」

「貸しな。超リアルだから臨場感たっぷり!!」

「虎宇スゲ~!!これ欲しかった!!」



いつから虎宇と善は仲良くなったんだか…。