【続編】カゴの中身

朝は早く目覚め、子ども達の朝食の準備。



雷さんと善がたくさん食べるから朝は基本的にパン。



サラダと目玉焼き程度の朝食を作ったら初めに起こしのは善。



「学校だから起きなさ~い」

「眠いから行かない…」

「ラブレター読むよ?」

「年上がいいのにな~…」



相変わらずキレイなお姉さんが大好きな善。



と言うか、女の子が好き?



困った小学生です。



次に起こすのは雷さん。



キスして声をかける。



「おはようだよ」

「もう…?」

「双子起こしてきてね?」

「あぁ…」



雷さんが双子を起こす間、善がバスルームを占領。



男の子のくせに朝の準備が長いんだ。



あたしが食卓にご飯を並べるとやっと善がやってくる。



「牛乳?」

「うん、いただきます」

「ねぇ、善っていちばん後ろ?」

「俺より背ぇ高いのいねぇ」

「足も速いしね」

「デカいからじゃね?」



やっぱり雷さんの弟だけあって、モテ度は高い。



自慢の息子です!!