月曜日。麻友美たちは喋ってる。沙織は、リングを見つけ。

「彼からね。」
「…。」

美里は、

「きゃぁ〜羨ましい〜。」

妄想。

「することした後に気付いたら、指輪がはまってて〜。」

麻友美は、

「あの人そんな性格じゃないよ。」
「何て呼んでるの?ダーリン?あだ名?…(略)。ダーリン、せっくすして?って言ったり?」
「…ドラマ見すぎ。妄想やめて!私からは言わないわ。」
「へ〜あっちが積極的なんだ〜。」

…否定できない。

「浮気したらだめだよ〜。」
「…その言葉聞きたくない。(猫プレイを思い出す)」
「恐い?」
「恐いに決まってるじゃない…あの性格だよ。…浮気したらお仕置きよ。とてつもなく恐い…。」
「あったの?」
「…ないけどさ。(ある)下手すりゃ妊娠させられるわ。きっと…。」
「きゃっ。」
「あの人にはそのくらいの覚悟はある。」


練習。麻友美のリングはすぐに見つかり、話題に。

「変な虫が寄り付かないように。」
「…本気なの?」
「さあね。」

にこっ。

麻友美は悪寒がする。

「本気だ…。」


練習している。そこへ。

「練習中にごめん。」

悠太の兄、美里や沙織はぼそっ、

(わ…王子様。)

悠太は、

「何しに来た!」
「…相変わらず怒ってますね、悠ちゃん。」

修羅場。

「…その呼び方やめてくれる?」
「ひどい言葉ですね。」
「誰が悪い!」
「…そうだね。しかし、喋らない、目も合わせないのはおかしいよね、大事な弟なのに。」
「弟!?」
「アニキとは喋りたくない!」
「…。」
「その勾玉が憎いよ。」
「悠ちゃんには呪いはないから。呪いは長男だけのもの。次男にはない。」
「…。」
「だから母さんは苦しんだのだろ?」
「…ああ。」
「母さんは男二人を産んでしまった為これ以上産めなかった。長男の3人目の男には死が訪れる。…これは呪いを受けた印。だから妊娠させるのはその人を苦しめること。悠ちゃんが羨ましい。」
みんなは、

「呪い?」

わからない。兄は、

「…どうすれば解ける?」

悠太は、

「…ごめん。アニキの呪い。どうすることもできない。」
「…まともな恋なんてでき