ったよ。すごく奥深いものを知った。」
「ドロドロしてたろ?…ごめん、巻き込ませたのは謝る。」
「いろんな出会いもしたなぁ。沙織は高校からの友達だけど美里に誠治君、弓削君、絢ちゃんに、二人のお兄さん。」
「そうだね。」
「悠のお母さんと絢ちゃんのお母さんの繋がり。」
「父さん、母さん、兄さんと麻友のお兄さんの関係。」
「悠の伯父さんとも繋がった。」
「平川家の因縁。」
「大丈夫だよ。」
「母さんは本当にじいさんを許したのかな?」
「…動き出すことが大事だよ。震えてたみたいだけど。」
「は?悠とお父さんにばれまいようにしてた。そういや祐貴が一番成長したね。」
「…かも。男らしくなった。」
「いい出会いをしたわ。」
「オレらは?」
「悪くはないね。」
「いじわるだ。」
「それを望んでるくせに。」
「口が達者な女だ。」

キス。

「わがままなのはあなたでしょ?何回泣かされた?」
「…ごめん。」

笑う

「好きだ。」
「私も好きよ。いい出会いだと確信してる。」
「そんな事言ったら襲いたくなる。」
「…やめて、ここは病院よ。」
「いただきます。」

ちゅっ。

「や〜め〜な〜さ〜い〜!」

End。