…進んでみよう。 アリスはスカートの裾をぎゅっと握った。 ウサギや姿の消える猫。 これ以上面白いものなんて、どこにある? この世界にもっと、踏み込んでみよう。 アリスは目の前にある大きな赤い扉を見据える。 さっきの気持ちとは裏腹にドキドキと胸が高鳴ってくる。 アリスは一歩踏み出した… 不思議な国の物語が 幕を開ける。