『なに…親父……』

朝から呼び出された私は超 イラつきMAXだった…。

「ソレに着替えてちょっ♪」

バフッ

親父から投げられた服が顔面に当たる。

『……何…これ…』

茶色のブレザーに白いTシャツに赤いネクタイチェクのスカート。

「さっさと着て♪」

何故か上機嫌の親父に不信感を抱きながらも隣の部屋で服を着た。

「わぁ似合ってんじゃん♪」

『…どうも……』
「はいコレ」
親父から渡されたのは 地図だった。
『?』

「ソレのとうり行って来て♪」



『なんなわけっ!!?
朝早くから呼び出して行ってこい!?
ざけじゃねぇ 』

「…母さん…ごめんね……悪い子になっちゃったよ…」

仏壇の前で泣き始めた親父………
「ごめんね母さん…こんなでき損ないでバカでアホで口悪くてけ『わかった!!行ってくるよっ』

私はケータイと地図を持って行った。