「嫉妬、だよね」



本当は今会いたくない人と会うということはつらいものだ。



たとえ必然的であっても。



彼の傍に居ることの出来る女性は私ではない。



彼を愛することができ愛されている、女性。



彼はもう私の気持ちには気づかない。



もう一度私を見て。



私の方に振り向いて。



私を愛して。



そう私の感情が渦巻いている。



これが暴走するとストーカーになるのかしら?



それを思ってしまうと笑えてくるものだ。



ストーカーに終止符を打つ民間企業の人間がストーカー予備軍だなんて。