昇進には俺は興味がない。



それならばそんなこと



無視すればいい話なのだが



しかし、こだわっているのである。



それは春奈のため。



それができなくなってしまったら



元も子もない。



もう一度振り向くと



署長は怪しい笑みを浮かべた。



この人、何かたくらんでいるな。