そんなの嫌……。



あたしだけのものになってよ。



あたしだけを愛してよ。



『はじめまして!鏡花ちゃん。佐上リナです』



誰よ……この女。



あたしのお兄ちゃんに触らないで。



あたしのお兄ちゃんをそんな目で見つめないでよ。



『鏡花、いつも俺が話していたリナだよ』



そう言って、リナって女を引き寄せるお兄ちゃん。



どうしてそんなに笑顔なの?