『じゃあ、行ってくるよ。今日はリナの家に泊まるから』



お兄ちゃんは立ち上がり、



あたしの顔を見ることなく、出掛けて行った。



『行ってらっしゃい♪リナさんに宜しくね』



お母さんは嬉しそうに、



そんなお兄ちゃんを見送った。