1月5日。

今日でバイトが終わる。

長いようで凄く短かったけれど、楽しかった。



「本当にお疲れ様でした」

班長の三木さんが短期バイトを集めて労いの言葉をかける。

本当にあたし達のした事が役に立ったかどうかはわからないけれど。

「またもし今度も出来るなら来てね」

専門学校へ行く奈々にそう言うと

「はい、彼氏も誘ってきます!!」

悠斗なら奈々に連れて来られそうだ。

「…この春からお店で働くなら会う機会も増えそうだね」

三木さんはあたしを見て微笑んだ。

あたしも頷いて

「またヨロシクお願いします」

そこに井上さんも入ってきた。

「年末年始、お店休みでもし良かったら今度も来て!!」

あ…そっか。

お店さえ良ければ年末年始はこちらに来る事が出来るかもしれない。

「なら、俺が集荷に行った時にでも住吉くんに言っておくよ」

三木さんは微笑んだ。