†龍神の花嫁†


ユピテルは16年経った今でも、ソフィアの事を一度も愛したことがなかった。


『イリア、お父様はどうしてソフィーと一緒にいて下さらないの??』


幼い頃、ソフィアはよくイリアに聞いていた。


そうして、イリアも毎回こう答えていた。


『王は…
姫様のお父様はお仕事がお忙しいのです…』