クラスは大半知ってる奴等。
中学の男子って、下ネタばっかりで最低だしガキだし。
こんな状況で恋なんて第一無理だ。


一時間目のホームルームの時間。
先生が箱みたいなのを持って来た。


『今から席替えします』


(えぇぇ~!!)


皆ブーイングを出してるが、先生は気にしないまま進めていた。


私は17番…
一番前じゃん!最悪!


佐『実央!』

実『わぁ佐織!』


後ろは佐織で隣は…眼鏡が似合う…。
IQ160がある天才、賢い神田君!
お兄さんみたいで私のお気に入りの人!


神『上本やん。よろしく』


そして左側は、大人しい男子!
やったぁああ!
最高の席!


そんな風にルンルン気分の私。

『神田~席どこ?』


後ろを振り向いたら…
敬がいた。


遠山敬(トウヤマケイ)
私の佐織の友達小学校から知ってて苦手な奴。