不思議に思って、コートを覗いてみる。 「…だ、誰??」 テニスコートには、一人の人影が。 その人影はどうやら男っぽくて、髪は眩しい金髪だ。 「う、上手い…」 ひたすら壁に向かってサーブを打ち続けている。 それだけで分かる…この人上手そう。 球速いし、威力も…。 あたしの打つ球とは比べ物にならない!