「ど、どうした…」 「…いや…」 あたしが顔を覗き込むと、紅次郎に目線を逸らされてしまった。 ガ、ガーン。 なんかちょっとショック…?? 遼ちゃんショック…。 「……遼、もう朝練終わるぞ」 「あ、うん。戻ろう」 あれ…普通の紅次郎だ。 やっぱり、さっきのは気にすることなかったのかも。