「な、何?」

「何って…。
お前、学校は行ってないのか?」

「ががが学校!!今何時?!」

「お前のせいで7時10分になるとこだよ!」

「やばい!遅刻しちゃう!ってか…。」

「てか?」

「むしろさぼりたーい。」

「おい。義務教育。だめだろ。」

「はー。だるい…。
…ってか、今私の事、義務教育って呼んだ?!
ひどい!」

「いいから早く行け!
遅刻すんなよ!義務教育。」

「ちょっと弥月!!」


そんなこんなで

私たちの本業、

学校に向かわなければ
ならなく
なりました。


はぁ。

弥月、

全然サーフィン
してくれなかったな。


急いで家に帰り、
シャワーを浴びて
着替えた。


そんな事を
考えてたからか、
思わずため息が
漏れる。


学校は
案外余裕で
間に合った。




チャイムが鳴り、

本業の開始を
知らせる。


机に座り、
窓ごしに空を見た。




昨日の「晴れがましい」

とは違うけど、


今日も青く澄んだ

青空だった。