「えっ…と、クラスはー…A組だ!」


「咲季ー!!また同じだねー」



その声を聞いて私は振り向いた。

そこには小学生の時からの友達、片原麻依がいた。




「まいー!やったね!!」

「うん!!」



そして麻依と話しながら教室へ向かい席に着いた。


前の人誰だろ…?


椅子に付いている名札に目をやる。


栗原璃奈


へー…璃奈ちゃんか…
大人しそうな子だなー…


クラスを見回していると先生が来た。

そして、入学式にむかった。