お店など、なかなか入らない父もこの日は、私と母と一緒にお店の中に入っていた。

色鮮やかな雑貨が沢山並べられていた。カラフルで色が素敵で、父もじっと眺めていた。

すると、父は自分の携帯を取出し、私や母の姿を写メでとりはじめたのです。

私と母は、何やってるん。
変なの。ここお店の中やで。おとん変わってるな。なんて、笑い話をしながら。小さな、ほこの置物を母一つ買って、お店を出た。

さぁ。大分気分転換もできたから、夕食でもしに行こうってことになった。

ある百貨店の飲食店へと行くことになった。

さぁ!何食べる?

おとんは、天ぷらが好きやもんな。

私とおかんは、あっさりしたものを頼んだ。

美味しいね。

3人で、お祭りなんてかなりぶりやね。

楽しかった。

そんな何気ない会話の中で、また、不思議な言葉を父が言った。

おとん、さっき、お母さんと私の写真とってたやん。
お母さんと私のこと好きなんやなー。なんて笑い話をしていた。

すると、父は、娘を可愛くないって思う親なんていない。
なんて、急に言ったり。

私は、なんだか不思議に感じた時間だった。

食事を済ませて、外に出ると、外はもう暗くなっていた。
なかなか両親と会えない私は、もう少しだけ町中を歩きたかった。

お父さん、お母さんどうする?もう帰る?

父は、他に行きたいとこがあったらしくて先に帰ることになった。

お母さんは、私がまだ気分転換したいなら付き合うよっと言ってくれた。

特にどこかへ行く訳ではなかったけど、何故か?お母さんとも一緒に居たかった。
お父さんは、二人でゆっくり楽しんでこいっと、先に帰っていた。

またねっと言って、父と別れた。