時が流れながら、日々この環境に身を置かなければ、知ることの出来なかったことも、今思えば沢山ありました。

悩んでいる間も時間は進みました。

私も未熟だったし、今でも汚い心が出る時もあります。
同居をすることで学んだことも数多くあります。

悲しみ、苦しみ、辛抱、我慢、楽しみ、痛み、許す気持ち、さまざまです。

母は、その後も度々救急車に運ばれることも多く、家族は皆バタバタしていました。

母も環境が変わり、ストレスが積み重なったようでした。

皆それぞれ悩みがあり、本人にしかわからない苦痛があったのだと思います。

母も心臓が弱い為、入院をして、手術をすることもありました。

義理の父は、一日も欠かさず、朝から夕方まで母のお見舞いに行っていました。
お父さんにとっても、最愛のパートナーの妻なのです。お父さんは足も悪く、歳もいっていましたが、どんな事にも努力される方でした。
夫婦愛が凄いなっと思いました。

何十年もお互い支え合ってきたのですから。

私も、旦那と今まで力を合わせてきたのだから、少々のことで、メソメソしていてはいけないと感じることもありました。

私自身も、心の器を広げないと、自分を見つめるようになっていました。

母の心の病も、心臓の病気も、受け入れていかないとダメなんだと思える努力もしました。

義理の父も、心臓も悪くなり、糖尿病、大腸ガンなど病を持つようになり、お父さんの体も悪くなっていきました。