だけど、沈黙のすれ違いの日々が続いたのだから。

きっと、お互い心に思ったことは必ずあるはずだった。
しかし、母は、やはり何もないよっと。

一言で終わってしまった。
何もないはずの見えない分厚い壁は今日も崩れることはなく重くのしかかった。
母の心はガチガチに固くなっていた。表情がなく何を思っているのか?

理解の出来ない日は続いた。
過去のトラウマなのか?

心を開いてくれる日は、かなりの時間がかかるんだとこの時私は悟ったようにも思いました。

自分との戦いはさらに私の中で強くなった頃でもありました。

誰とでも気軽に会話をしてきた私の中の価値観がまったく通用しない現実。初めての体験だった。

悔しくて、涙が止まらなかった。何故?何で?って、何度も何度も、見えない壁に振り回された時間だった。
同じ家に365日一緒に暮らしているのに会話がないなんて…考えられなかった。
廊下で母とすれ違っても、母は、いつも目も合わせずに、おはようや、おやすみや、おかえりなど、当たり前の会話さえもありませんでした。。母の目には私は、姿さえ映っていないんように感じた。