【完】スマイリー☆症候群



「おい、大丈夫か清水!」

「は……!?」


すると突然、植木は大きな声を上げて険しい表情でじっとこちらを見る。


「ちょ、何だよ」


植木のあまりにも深刻そうな表情に、俺はドキリとする。

そのまま、変わらない表情で奴は口を開いた。


「清水、心配するな。俺が一刻も早くお前の記憶を取り戻してやるからな」

「記憶……?」


何言ってんだ、コイツ。

……まさか。

“俺、誰だ……”

蘇る、数分前発したその言葉。

もしかして植木の奴、俺が記憶喪失だって勘違いしてないか!?