「おい、大丈夫か清水!」 「は……!?」 すると突然、植木は大きな声を上げて険しい表情でじっとこちらを見る。 「ちょ、何だよ」 植木のあまりにも深刻そうな表情に、俺はドキリとする。 そのまま、変わらない表情で奴は口を開いた。 「清水、心配するな。俺が一刻も早くお前の記憶を取り戻してやるからな」 「記憶……?」 何言ってんだ、コイツ。 ……まさか。 “俺、誰だ……” 蘇る、数分前発したその言葉。 もしかして植木の奴、俺が記憶喪失だって勘違いしてないか!?