「1つ、気がついたことがある。……バレンタイン合戦とは、なかなかいいものだな、清水」 「だろ?」 鳴り止まない拍手と、大歓声に包まれながら。 この、バレンタイン合戦は、無事終結した。 ――…… あの、大奮闘だった戦いが閉幕した帰り道。 いつもと同じ足取りで、清水と二人自宅へと向かっている最中。 「亮介! 清水!」 そんな、俺達を呼ぶ声が不意に耳に入り、反射的に振り返ると――。 やはり予測通り、そこには声の主である犬塚と宮永の姿があった。