【完】スマイリー☆症候群




ちっぽけな私達に、植木くんはもっともな“論説”を返した。


「あ、そっか。それだったら、驚かないのも無理ないね」


私は、うんうんと納得する。


「そりゃあ、元から話知っちゃってたら……って、ん?」


不意に、椿ちゃんはその先の言葉を呑み込んだ。

それが何故なのか、私には全くわからない。

その理由が少し伝わったのは、ほんの僅か数秒後。

それと同時に、本来ならば必ずと言えるほど触れなけらばならなかった重大な点を、何故か綺麗にスルーしてしまっていたという事実に、私は気が付いたんだ。