朝目覚めて、制服に袖を通すと、昨日まで一緒にいた美雨の匂い。 甘ったるい匂いが心地いい。 早く美雨に会いたくなって、今日も学校へ向かう。 そしてまた2人で手を繋いで帰るんだ。 幸せな日々は、そうやって永遠に回るものだと思った。 美雨を初めて見たときに感じた不安を恥ずかしく思う。 美雨は姿も綺麗なのに、性格にも欠点がない。 素直で、優しく、前向きで。 そんな完璧な美雨が彼女だ。 不満なんてない。 僕等はケンカひとつせず、毎日巡るなんでもない日々を特別な日々のように楽しんだ。