気持ち良いね…
この風
寒くない冬なの…なんて気持ちが落ち着く

私はさくの向こう側
スペースがある所に座りこんだ
体操座り

ごめんね赤ちゃん
産んであげれなくて…

「何やってるんだ!?」

彼が叫んだ。

「約束したばっかりだろう!なんでまたしようとする!こっちにこい」

彼がさくの向こうにいる私を持ち上げた。

パチン…
彼が私を叩いた。
痛かった…ジンジンしていた

「何やってるんだよ!!馬鹿!でも無事で良かった」

抱きしめられた。
強く強く
彼は泣いていた…

「ごめんなさい…」
「分かったから、もう泣かないで」