「俺に会えなくて、寂しかった?」 美奈子がこくりとうなずいた。 「じゃあ、なんで連絡しないんだ? ほんとに、“俺”として声優、やってくつもり?」 美奈子は、左右に軽く 首を振った。 それを合図にするように、俺たちは身体を離し 目を合わせた。 ベッドの下にいる美奈子 ベッドの上にいる俺 _