「うーん?
 仮契約ってとこね。
 安心しなさい。

 美奈子ちゃんみたいに、本格的に忙しくはならないわよ。 今はね!」




今はって?


安心って・・・・・・




できるかー!!




止められないとか
言ってられるか?!



無理でも、つれて帰る!




俺の身体は、俺のもの。


美奈子の身体は、美奈子の。


だから、こうして
仕事にむかってるってーのに!




なに、美奈子

好き勝手・・・・・・!




「美奈子の所に、
行かせてください!!」




俺は、本気で言った。




「それは、むっりー。だってお仕事、たくさんよぉ。

 ドラマCDに、雑誌の取材。
あ、歌の収録は、延期してもらったわ。
翔くんたら、あまり上手くないもの〜ふふふ」




思い出し笑いでもするように、
大森さんは笑って
ばっさり、断った。






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