「涼は、女だって言ってるけれど そこらへんの男より、カッコいいんだよ」 大森さんが、いつのまにか隣に立ち いつものお姉系の言葉を隠し 横から言ってきた。 「そうとなったら、事務所にも連絡」 大森さんは、さっとまた その場を去る。 す、すばやい。 修役は、男で・・・・・・ その相手役も、男みたいで・・・・・・? え? 女? とにかく 涼は、男が 声をあててもいいわけだ・・・・・・。 けど! だからって!? なんで、それに、 ただの付き人の俺が出るんだよ?! _