俺たちは、お互いの身体を入れ替わっていた。



昔のようで、つい最近の出来事。



強烈な思い出だ。



「あのね、自分自身を見ている時が、ときどきするのよ」



美奈子が、こっそり

俺に打ち明けた。



「――俺も……」




同じように、ふっと笑い合い




俺たちは、神の前で3度目の誓いのキスをした。





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