「信じてないだろ。てか。信じなられないだろ」 俺が落ち着いて言えば、美奈子はにこっと笑う。 「それもそうだねっ」 すっかり、美奈子のペースが戻ってる。 人がいなさそうな場所を探して。 適当に歩いていると、進路指導室があいていた。 なぜか埃っぽさを感じる。 こじんまりとした部屋。 「ここでいっか」 俺は、美奈子を先に入らせた。 ガン! _