「ふん。
ねぇ翔〜、教室、つれてって?」



ふんって、俺にかよ・・・・・・




俺たち三人は歩き出した。



まあさは、また美奈子の腕にしがみつこうとする。



美奈子はさっと、俺を真ん中に押しやるが、そのたびにまあさに足をふまれる。

いてぇーけど、相手は女子だし・・・・・・


俺はぐっと、こらえた。



懲りずに、まあさは俺を邪魔そうにしながら美奈子にかけよる。



腕をつかまれないように、美奈子は手をあげわざとらしく、頭をかいたりしている。



まあさは、一瞬腕を組むのをあきらめたかと思ったが、甘かった。






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