†声優アイドルの男子高校生†【3】

教会の窓から見えていた風景。


ライトは照らされていないが、ここから夕焼けが見える。




どこか海外にいるような・・・・・・




海はまだ遠いが、
潮の風が鼻をくすぐった気がした。



左の方には、
のどかな小さな山



人の住む家が、所々目に入る。




でも誰もここにいる
俺たちには、気づかないだろう。



小高い山の頂上から、広い夕焼け空を見上げてるみたいだ。



毛布を二人で、
かぶり冷たい風をしのぐ。




ちょうどいい

形のいい岩の上に座る



自然と手を絡め合う。




「不思議、太陽が沈んでいくの。こんなにきれいだって、思ったことなかった・・・・・・」






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