「私は、もう帰ります。 あれは、自動でしまる扉ですので、あけるときは【 4321 】ですよ」 オーナーは、丁寧に一礼しながら言った。 俺たち高校生などに 大事な暗証番号まで教えてくれるなんて・・・・・・ いいんだろうか? さすがオーナー! 太っ腹! じゃあ・・・・・・ すまされない。 気になるし。 美奈子が、火をともしてない松明を見たり 景色を堪能して、一人で見て回っていた。 ちょっとだけなら、すぐ戻ってこられるし。 俺はオーナーをすぐに追いかけ始めた。 _