朝のホテル


静寂な空間もなんのその・・・・・・




「グッモーニ〜ング!!」




朝から、ハイテンションな大森さんの挨拶



まだ夢うつつの俺たち



いつのまに・・・・・・




俺たちが、横になっている

ベッドの近くに立ち、にかっとした笑顔をむける。




仕事のある

美奈子を迎えにきたのか・・・・・・。




美奈子――。




今は、俺だ・・・・・




残念だけど、そうだ。




クリスマスが終わった。




もう、今日はなんでもない



普通の日・・・・・・



大森さんが言っていたことを、真に受けていたわけじゃなかったけど。


クリスマスの奇跡とかでしか



思えない状況。




俺たちの心は、入れ替わったまま・・・・・・



二人とも、ベッドから出る気力もない。



俺は、あいさつも
声もかけず

ただ大森さんをボー然とみあげていた。






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