徐々に弱っていく俺を見て、
陰で喜ぶ奴もいた。

それはきっと、俺がボスに
特別扱いされていることを
妬んでいたからだろう。


だが、そんな奴を見かけても
俺は何も言わない。

聞こえていても、
聞かなかったフリをする。


そいつらの気持ちも、
わからなくはないからだ。




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