かんのれあ

「あたしだって……山崎さんの担当なのに……何で」



そしてやっと出たか細い声。


冷静であろうとすればするほど、色々な感情が込み上げ鼻がじんとし、こめかみが熱くなる。


我ながら情けない姿だったけど、そんなあたしを見ても、山崎さんは何とも思わない顔つきだった。


むしろ、迷惑だと言いたげな顔つき。