かんのれあ

「まあ鏡華さんも俺の担当なワケだけどさ、せっかくデビューからずっとノッてたのに、

最近スランプ気味で悩んでたワケよ、ネタがないって。

そういう時、力になってやんのが担当の仕事じゃん?」



だから、他の作家のネタを盗ませたって事ですか…?



そう言いたかったのに、いくら厳しい事言われても、少しくらい理不尽な事言われても、

仕事のパートナーには違いないと思っていた山崎さんの裏切りが、想像以上にあたしに打撃を与えた。