かんのれあ

編集部は、家から30分ほどかかる地下鉄の駅を出たすぐの所にある。


家から最寄の地下鉄からそこへと向かうと、

あたしは地上に出るエレベーターが来るのも待てず、階段を駆け上がって光文出版のビルへと入った。


そして閑散とした小綺麗なフロアを早足で横切り、受付カウンターへ直行する。


天井が高く床も壁も石でできてるせいか、足跡がやたらと響く。