午前6時半。


プロットの段階とはいえ三ヶ月ぶりに、楽しく書いたものができた。


朝ごはんを食べ編集部へのFAXを済ませると、徹夜明けだというのに、

あたしは軽い足取りで学校へ向かった。


山崎さんの反応はどうだろう。


自信作であるだけに、山崎さんの連絡が待ち遠しい。


しかし夜になっても朝になっても、連絡が来る気配がない。


山崎さんもきっと忙しいんだろう。


そう思い込んで、結局二週間、連絡がなかった。