『愛ー。早く体育館行こうよー…。』

遠くで友達の真衣の声がする。

「あ。ちょっと待ってッッ。」

真衣は、小学校の時からの親友。
真衣も音楽が好き。
一緒に吹奏楽部にはいろうね。
と約束した。
真衣とはいつまでも一緒にいたい。

『ねぇ。愛って、理数の推薦で合格してるから別のクラスなんだよね…。』
「そうだね…。真衣と同じクラスがよかったよッ」
『私もーッッ。愛と一緒がよかったァーッ。』

真衣も理数科の推薦を受験した。
でも、倍率が高かったため、合格することができなかった…。
幸い、普通科の合格はでき、同じ高校へ行くことができるようになった。

「まぁ、クラス近いからいつでも逢えるよッ。」
『手紙も書くねぇーッ。』


高校生活がとても楽しみな私達...