チャイムが鳴る。 先生… 微動だにしない。 って、 さっきからなんで先生のこと見てるんだろう。 きっと、 なれないアイロンをかけてきたせい。 妙にまっすぐな髪が、 私の目を前に向けている。 意味不明な言い訳が 逆にわざとらしかった。 ただ単にちょっと変な人だから 気になっただけだろう。 そんな言い訳みたいなものばかりが思い浮かんだ。