部屋に入るといきなりベットに連れて行かれた。


いきなり、やめて。


「制服を着替えないとシワになる。」


銀ちゃんがニヤリと笑った。


やな予感がする。


「よ〜し、俺が着替えさせやる。真子、はい手上げて。」


銀ちゃん、自分で着替えますから。


こんな事は止めてよ。


「いいの、いいの、俺が着替えさせたいんだ。」


銀ちゃん、何で下着まで脱がすの。


恥ずかしい。


「銀ちゃん、マサさんが迎えに来るよ。」


「いいから、黙ってろ。」


銀ちゃん、こんなの絶対おかしい。


今にも泣きそうな顔で、何回もキスをする銀ちゃん。


「何で泣いてるの?」


「俺が泣いてる。」


銀ちゃんの頬を伝う涙を指で拭った。


自分で泣いてる事が分からないだなんて。


「情けないな俺は。真子といても不安になる。朝起きたら、真子がいなくなりそうで怖い。」


銀ちゃんはどうして、そんな事言うの。


私はここにいるのに。


私に触れてみて、私は何処にもいかないから。


絶対、銀ちゃんを一人にしないから、安心して下さい。


ずっと、一緒にいます。


離れてあげないから。


だから、お願い。


そんな、悲しい顔しないで。