リ「サラ、待って。」 人の引き留めかたなんてリウラには分からずとりあえず相手の裾を掴んでみた。 まるで恋人を引き留めるかのように遠慮がちに。 サ『はい?』 サラは笑顔で振り向いてくれた。やはりサラは皆と違った。 リ「貴方…不思議ね。」 サ『へ?あっ性格ですか?私天然入ってますから^^』 リ「違うわ、どうして貴方は『王女!ルーク様がいらっしゃいました!』 サ『まあ大変!王女!申し訳ありませんがまたの機会でいいでしょうか?厨房に戻らねばなりませんので…失礼します!』