一人自室で迷っていると一人の使用人がリウラの部屋に顔を出した。 コンコン― 使『王女、いらっしゃいますか?』 聞いたことのない声だったため不審に思った。 仮にも暗殺される危険がある地位だということくらいリウラにはわかっていた。 リ「…どなた?聞かない声ね?」 単刀直入に尋ねた。基本リウラの部屋には鍵がかけられているため そう簡単には入れないだろうと考えた結果だ。 使『あっ!申し訳ありません!私はサラと申します。 基本的には厨房で働いているので王女と会う御縁は少ないかと…。』