直樹side

「はぁ!?彼氏?」

結愛に彼氏!?
そんな奴…いたか!?

「実は…彼氏できたの。」

そう、照れながらも
嬉しそうな顔して
言ってきた。

嘘だろう……?
他の男のになっちまうのか……。

スゲー寂しい。

そういえば叔父ちゃんは…!

結愛の顔を見ると、
不思議そうに
首を傾げながら
こちらを見ていた。

「直樹…兄ちゃん?」

「わかった…。
おめでとうと結愛。

でもなんかあれば
すぐ言うんだぞ…?」

「うん、わかった。
ありがとう!

じゃあ、バイバイ♪」

そういうと
また嬉しそうな顔をして
走って行っちまった。
俺は…後ろ姿が見えなくなるまで見つめていた。