僕は亜美と別れた後で図書館に行こうと思い、家に帰る道から商店街に行く道に歩き始めた。





陽は沈み、道の外灯がチカチカと音を鳴らして数十秒後にパッと光が僕の身体中を包み照らした。





僕は歩きながら考えていたのだ。



何故、亜美は僕を尾行してるのだろうかと。



多分、僕がやけに事件に詳しくて僕に不信感を抱いたのだろう。



まぁ、そんなところだろうと思い僕は面倒な事は嫌なので無視することにした。




商店街はまだ活気があり、人混みがまるで光に集る虫のようで鬱陶しくなる。



店のガラスを見たら相変わらず一定の距離を保ちながら僕を尾行してる亜美が滑稽な姿で映っていた。



商店街を抜けて数分後に図書館に着いた。



図書館の周りは山で囲んでおり、その中央に図書館が不自然に建てられているのだ。



僕が産まれる前から存在している割には真新しくて僕に不死鳥をイメージさせる図書館だ。