それにしても長い電話。 かれこれ三十分は話してると思う。 別にケンカをしてるわけでもなく 長谷川は「うん」と頷いてるだけ。 どんな話、してんだ? 俺、暇なんだけど。 すっげー暇。 風呂でも入ろう。 俺は音を立てないように風呂場へ向かった。