僕は、誠皇高校に勤務して三年目の国語教師斎賀真人二十七歳。

彼は同じ高校に通う一年の城島亮一十七歳と数ヶ月前から恋人関係を繋げている。

僕と城島の出逢いは、最悪だった。

今は落ち着いているように見えるが、中学時代や最近まで、かなりヤバイ「問題児」だった…が、僕との出逢いで彼は、いい方向に向き、悪い事をなるべくしなくなった。

その理由も、頭が痛くなる。

「ケンカすると、斎賀が優しくしてくれないから、辞めた」だ!

そんな風に言われると、照れる。

つい最近まで、手に負えない「不良」だったのに

あの時の彼は…