白兎は一通の封筒を取り出す。 封にはハートの印。 他の者達も封筒を取り出した。 どれにも同じハートの印がある。 差出人が同じである証。 それを合図にするかのように全員が立ち上がり暗い森へと姿を消して行く。 最後に残ったのは帽子を被った男と顔のよく似た二人の少年。 「敵である女王に従うなんて」 「想定外だよ」 「「それでも僕等のボスかい?」」